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20.05.01
谷地八幡宮

境内に本榊を植樹しました

こんにちは、権禰宜の林重紘です。

毎年ゴールデンウィークになると山形県神社庁西村山支部では春のご例祭が多く斎行されます。管内所属の神職で献幣使、随員としてそのご例祭に奉仕に向かいます。当八幡宮の神職も毎年奉仕に向かうのですが、本年は新型コロナウイルス感染症の影響により献幣使の派遣が中止となる祭典が増えました。

また、毎年5月5日には寒河江市の本山 慈恩寺の「一切経絵」での林家舞楽奉仕もあるのですが、どうしても観覧の方が多数参集するということで中止が発表されました。

 

御代替から早くも1年

さて、御代替から早くも1年となりました。昨年は山形県神社庁や山形県神道青年会関連の奉祝行事が目白押しで、御代替についての勉強会や令和の天下大祓令和の御即位奉祝祭 、その他奉祝行事の助勢など盛りだくさんでした。昨年中は、なかなか当八幡宮の記念事業ができなかったので丁度1年を迎えた本日、本榊2本を境内に記念植樹いたしました。

皆さんも祭典やご祈祷で玉串拝礼する際、紙垂のついた木の枝を受取った経験があるかと思います。その木の枝に使用されるのが榊の枝です。神事に欠かせない樹木です。しかし、この辺りは寒さも厳しく、生長が遅いという問題があります。そのため、普段ご祈祷で使用する榊の枝は花屋さんに注文して取り寄せています。

ただ生長が遅くとも、榊のある境内にしたいと数年前から少しずつ苗木を購入して地植えとプランターで育ててきました。挿し木も可能ということで、剪定枝から根を生やす努力もしております。昨年挿し木したものも順調に根が出てきました!今回植樹した内の1本は昨年の植木市にて購入したもの、もう1本は那須の親戚が奉納して下さったものです(今年も植木市で購入を考えていたのですが、残念ながら中止となってしまいました)。

植樹するなら今日の日取りがいいなと考えていたのですが、まさかの土用の真っ只中!斎館大広間北側を念入りにお祓いをして土を掘り、無事に2本植樹いたしました。充実したステイホームな1日でした(家じゃないですが…)。

なかなか育ちにくい環境ですが、令和の時代に順調に生長して欲しいと願っております。

何故かこんなものが・・・

土を掘っている途中、こんなものが発掘されました。賽銭箱に使用していた錠前です。おそらく2代前のものになります。バールで賽銭箱から無理矢理はずし捨てていったのでしょう。まさかこんなところから出てくるとは思いもしませんでした…(苦笑)

壊された鍵

 

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